ウェアラブルで初の生体認証、カナダの銀行が心拍だけで非接触決済できるリストバンドを年末にテストリリース

カナダロイヤル銀行(RBC)とマスターカードが、心拍パターンを使って支払いができるリストバンドをテストしていましたが、この年末にテストリリースするようです。

心拍認証の技術を提供しているのは、カナダのビオニム社(Bionym)というスタートアップ企業。

ビオニム社が開発しているのは「Nymi」というリストバンドです。リストバンドを身につければ、その時から外すまで本人認証ができているとのこと。そしてレジで支払いをするときはリストバンドをタップするだけです。

このリストバンドが本人を特定しているのは、人間の心拍のリズム。生体認証といえば、アップルの指紋認証や、三菱、みずほの手のひら静脈認証がありますが、それらがそのカタチを読み取っていたのに対して、心拍認証は「ドックン」の心拍のパターンを見て、本人かどうかを判定します。

nymi-bionym-wristband

この心拍パターンを使って個人を特定する技術は、心電図認証やECG認証とも言われています(ECG=Electrocardiogramの略、心電図)。心電図が個人によって異なり、波形の特徴は年齢を重ねても変わらないことは何十年も前から指摘されているようです。

今回のテストが成功すれば、ATMやレジでのパスワード入力やPINコード入力が必要なくなります。

Nymiは、加速度センサーとジャイロスコープも内蔵しており、ジェスチャーで機器を操作するという可能性も秘めています。たとえば、ドアノブをひねる動作でジェスチャーで開錠するとか、車のエンジンをかけること、また、テレビのチャンネルもジェスチャーで変えられるようになるかも知れません。

Nymiリストバンドは、公式サイトですでに予約を受け付けています。

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