Google元幹部がスマート決済端末「Poynt」をリリース。ApplePay、Google Wallet、EMVに対応

Google元幹部のオサマ・ベイダー(Osama Beider)が、スマート決済端末のベンチャー企業「Poynt」を設立しました。

Poynt端末では、磁気ストライプカード、Apple PayやグーグルウォレットなどのNFC決済、EMVカード、QRコードで支払いができます。米5大銀行のうち2行ともすでに契約が結ばれているとのことです。

決済端末には2つの画面があり、店舗側に7インチ、顧客側に4.3インチのデザインになっています。いちいち画面をひっくり返さなくてもいい作りになっています。

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また、8時間の電池を搭載し3G/4Gにもつながるため、モバイル用途としても利用が可能になっています。端末をドッキングステーションに差し込めば充電が可能です。

その他、レジとして必要な機能はおおかたサポートしています。

  • 領収書の印刷機能
  • バーコードスキャナ(QRコード対応)
  • Wi-Fi、Ethernet
  • USB拡張(キャッシュドロワーと接続する)
  • ビーコン技術(顧客へのプッシュ通知やポイントプログラムで利用する)
  • セキュリティ規格:最高レベルのPCIおよびEMV規格
  • 通信・認証セキュリティ:TLS、DUKPT、3DES、PKI、AES

同端末のソフトウェアは、端末アプリ、決済アプリ、連携アプリ(購買動向の解析やポイントプログラムを実施するための追加機能)の3つが実装されています。それらをPoynt OSの上に構築することで、各アプリをサードパーティのものに入れ替えることも可能です。すでに6社以上のパートナーがサードパーティ連携しています。

Poynt端末は、現在299ドルで予約注文ができるようになっています。料金はハードウェア端末のみにかかり、決済ごとに手数料を取られるということはありません。

2015年10月までにEMV準拠のため導入しなければならない決済端末は全米で約1600万端末。同社の競合相手となるSquare社とともにレジ決済端末の移行も激戦になることは間違いなしです。

※ ベイダー氏はPayPalで8年間製造部門を仕切り、その後3年間、Google Walletの開発を進めてきました。2014年5月にGoogleを退社して、新たな決済端末を手がける企業を設立。Poynt社はカリフォルニア州パロアルトに拠点を置き、グーグル・ベンチャーズ、マトリックス・パートナーズ等のベンチャーキャピタルから投資を受けています。