フィリピンの交通機関と電子決済には欠かせない「VMoney」のモバイルウォレット

フィリピンでは交通機関が、電車やメトロ、バスなどそれなりに揃っていますが、混雑度は他の都市と比べ物になりません。それでも国の予算が削られる一方のようで、改善されず。。どこかの国と同じですね。

とくに中心部のマニラはひどく、毎日メトロマニラ(首都圏のこと)を走る車は220万台に上ります。また市内の電車は非常に混雑し、チケットのブースには長い行列ができることもしばしば。

そんななか、Suicaのようなタッチ決済が急速に伸びています。金融テクノロジー企業「VMoney」がその立役者のひとりです。

VMoneyのキャッシュレスゴーイング

東南アジアに目を向けると、各国ですでにタッチ支払いの整備が進んでおり、シンガポールのEZリンクカード、香港のオクトパスカード、マレーシアのTouch n’ Goなどがあります。

そのフィリピン版がTAPnPASSです。TAPnPASSは、NFCを使って支払いをする技術で、スマホやカードでタッチ決済ができます。スマホにはVMoneyアプリを入れます。

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MRTとLRTのスマートカードシステム

VMoneyは一企業であり、公共機関でもNFC決済の基盤整備を進めています。

日本でいうJRのようなMRT (Metro Rail Transit) と、私鉄のLRT (Light Rail Transit) です。彼らがSuicaとPASMOの合体版のような「MRT-LRTスマートカードシステム」を作っています。

開発は、フィリピンの財閥系のアヤラグループが請け負っており、鉄道だけでなく、バスやタクシー、駐車場での支払いも2015年までにできるようになるのだとか。

VMoneyのTAPnPAYと豊富なアクセサリー

交通手段の決済ではVMoneyのTAPnPASSとスマートカードが競争する形になりますが、小売店や食堂など幅広く支払いに対応するのがVMoneyの特徴です。

小売店での支払いは通称TAPnPAYと呼ばれています。

スマホのVMoneyアプリ

こちらはすでに述べましたがVMoneyアプリをインストールして使います。NFCに対応したレジであれば、スマホで非接触の支払いができます。Androidアプリはリリース済みで、iPhoneアプリは間もなくとのこと。

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プリペイドカード

発行無料のプリペイドカードに、好きな金額をチャージして支払いも可能。MasterCardと提携しているので、MasterCard加盟店であればどこでも支払いができます。

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ウェアラブル

また最近になってホットになってきたウェアラブルも利用できます。キーチェーンやネックレス、ブレスレット、指輪、ステッカータイプまでさまざまです。

買い換えや、落としたときも、利用者が有効化と停止を自由にできるので安心です。

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お金はすべて共通の口座で管理できる

これらのデバイスで利用するお金は、すべて1つのアカウントで管理できます。

利用開始時にVMoneyでメールアドレスを登録すると個人IDが付与されます。そのIDで、ネットバンキングを通じて入金、そしてオンラインでの支払いや、店頭レジでの支払い、スクラッチカードでのチャージ、ATMからの入金まで、一通り行うことができます。

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使い方のイメージ動画はこちら。

おまけ:Squareのような小型決済デバイスも配布

最後に店舗側ですが、VMoneyは店舗で使う小型のレジ端末だけでなく、Squareが出しているようなヘッドフォン・ジャックに挿して使える小型決済端末も用意されています。磁気ストライプカードをスワイプするタイプと、NFC決済するタイプの2つのドングルを出しています。

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※ちなみにギリシャのアルファバンクが提供している「Tap ‘n Pay」とは、名前は似てるけど異なるサービスです。

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