米国でPayPalカードリーダーが遂にデビューした

2015年10月1日、米国でPayPal Hereカードリーダーがデビューします。これまで英国とオーストラリアで2年間のテスト販売をしていましたが、本場米国でようやくスタートとなります。

「iPhoneやAndroidでかざして支払いができる、小さなモバイルルータが米国で販売されました」というニュースなのですが、どういう意味を持つのか改めておさらいしたいと思います。

10月1日からのレジはEMV規格が必要

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この10月1日というのは重要な意味を持っています。世界的にカード詐欺を撲滅するため、EMVというセキュリティ規格を遵守したカードリーダーを使いましょうという動きがありました。

そのEMVに対応するレジを使いましょうというルールの期限が10月1日なのです

PayPalはEMV対応を149ドルで実現した

ただEMVに対応せよといっても、中小企業ではレジを買い換えるのは非常にコストがかかります。

しかしそれをPayPalは149ドルで販売したのです。それも、3,000ドル決済すれば100ドルをキャッシュバックしますよというおまけ付きで。

PayPal Hereカードリーダーとは

PayPal Hereカードリーダーでできることをざっと並べてみたいと思います。

見た目はモバイルルータ

モバイルルータにテンキーが付いたようなデバイスです。iPhoneやAndroidとペアリングして使います。

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1.カードをスワイプして支払い

いままでのクレジットカード決済と同じです。磁気カードをスワイプして決済します。

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2.カードを差し込んでPIN入力して支払い

日本では小型端末でよく使われますが、世界的には通称チップアンドピンと言われています。ICチップが入ったカードで利用できます。

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3.カードをタッチして支払い

通称NFC決済です。カードをタッチして決済します。NFCをサポートするカードで利用できます。

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NFC対応のiPhoneやAndroidで支払い

もちろんiPhoneやAndroidスマホでもかざして決済ができます。Apple Payも使えます。

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おさらいすると、磁気カード、ICカード、NFC決済の3つをこの1台で支払いが受けられます。

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世界中のレジのあり方が変わる

このEMV規格への対応をきっかけにして、世界中のレジが変わる可能性を秘めています。EMVについて言えば、現在、全体の6割くらいは非対応の状態です。

PayPalだけではありません。カードリーダー業界は、すでにPayPal、Square、Clover、Poyntという先駆者がそのシェアを奪う競争に入っています。

Squareカードリーダーも間もなく販売開始

iPhoneのイヤフォンジャックに挿してカード決済するのはSquareのほうが先でした。そのSquareもカードリーダーを近日中に販売する予定です。その価格は49ドルで予約も受け付けています

しかもこのミニマルなおしゃれさは素晴らしいですね。Apple Payがスマートにおしゃれにした決済というものが、レジ側からもより洗練されておしゃれになる日も近そうです。

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