未成年が海外に行くときにとても不安なのがお金にまつわる話。まして中学生の子供が、海外に留学や長期旅行するとなると、大きなお金を持たせるのは不安ですよね。
海外では、治安がいいと言われている国でも、一歩路地を入ると危険なエリアということが少なくありません。安全面に関しては日本とは全く違うと考えてください。高額な現金を持ち歩くのは大きな危険に遭遇するリスクがあります。
海外利用できるカードの多くは16歳以上から
現金を持ち歩く以外の方法としては以下の3つの方法があります。
- クレジットカードを持たせる(18歳から)
- 銀行のデビットカードを持たせる(16歳から)
- 海外プリペイドカードを持たせる(13歳から)
※ トラベラーズチェックは廃止の傾向にあるため省略。
クレジットカードは大人になっても不安なところがありますが、18歳からの発行となっており、未成年が持つことがそもそもできません。
銀行のデビットカードは、口座残高までしかお金が使えないため、使いすぎを防止するには役立ちます。しかし多くの発行会社では16歳以上と定められています。
海外プリペイドカードは、事前に入金した金額を海外で使えるというもので、13歳以上から使うことができます。
海外プリペイドカードはお金の使いすぎも防止できる
高額な現金を持たないというメリットのほかに、海外プリペイドカードはお金の使いすぎを予防するのに役立ちます。
事前に入金した金額よりも多くを引き出したり、ショッピングに使えないため、月々いくらと決まった金額だけを入金すればいいということです。
入金は日本国内のATMやインターネットバンキングから可能なため、日本にいる親から毎月決まった金額をチャージするといった使い方もできます。※ 使用する本人以外の名義からのチャージは、事前に代理人申請が必要です。
海外プリペイドカードについてはこちらのページに詳しく特徴をまとめています(海外旅行の新しいスタンダード〜外貨両替で最もお得なサービスを教えます〜)。
海外プリペイドカードにはどんな種類があるの?
まだ耳慣れないサービスかもしれませんが、大手旅行会社のJTBやトラベレックス、金融系ではセゾン、マネーパートナーズがサービスを提供しています。
どのカードも年会費や入金手数料は無料で、大きな違いは、取り扱い通貨と年齢制限というところでしょうか。また、長期を考えられている方は、年間の限度額も注意したほうがよいでしょう。
マネパカード | NeoMoney | MoneyT Global | |
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カード写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
発行会社 | マネーパートナーズ | クレディセゾン | JTB |
年齢制限 | 16歳以上 | 13歳以上 | なし |
年会費 | 無料 | 無料 | いまは無料 |
チャージ手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月間限度額 | 200万 | 100万 | 200万 |
年間限度額 | なし | 300万 | 1000万 |
異なる名義からの入金 | 不可 | 不可 | 事前代理人登録 |
対応通貨数 | 米ドル ユーロ ポンド 香港ドル ほか5通貨 | 米ドル ユーロ ポンド 香港ドル カナダドル タイバーツ ほか31通貨 | 米ドル ユーロ ポンド 香港ドル カナダドル タイバーツ ほか13通貨 |
提携ATM | MasterCard | VISA・Plus | VISA・Plus |
公式サイト | マネパカード公式サイト | セゾン公式サイト | JTB公式サイト |