韓国のカカオがモバイルウォレットをリリース、ApplePayとアリババに対抗

韓国のダウムカカオが、モバイル決済サービスを開始しました。その決済サービスの名称は「Bank Wallet Kakao」です。16の銀行と提携し、iPhoneとAndroidスマホでの支払いをするための基盤になります。

ダウムカカオとは、先月カカオとダウムが合併してできた韓国の巨大企業。韓国で8割の人が使うカカオトークと、韓国最大のインターネットポータルや検索エンジンのダウムが一体となり、新たに決済サービスという領域に踏み込んだということです。

Bank Wallet Kakaoとは

Bank Wallet Kakaoは、AndroidとiOSの両方で利用可能です。韓国のカカオトークのユーザは、Bank Wallet Kakaoアカウントに、最大25の銀行カードと1の仮想銀行マネーとをリンクさせる(つまりモバイルウォレットにする)ことができます。

それにより、1つのモバイルアプリで、口座管理と、オンライン、オフラインの支払い、振込みや送金、そしてATMの決済まで出来てしまいます。

bank-wallet-kakao-image

オフライン決済や送金、ATM決済も可能

カカオは、すでに今年9月に「カカオペイ(KakaoPay)」をリリースしており、オンライン決済には踏み込んでいますが、次のサービスではオフラインのNFC決済にも使えるようになります。

現在オンライン決済ができるのは、カカオトークのギフトショップ、KakaoPick、Aladdin、Hanssem Mallなどです。オフライン決済ができる小売店としては、Eマート、セブンイレブン、CUとデパートの新世界とAKとなっています。

個人間送金は、要するにアプリで友人のカカオアカウントにウォンを送ることができるということです。カカオトークのアカウントを知っていれば、送金先の銀行口座番号を知らなくても10万ウォン(約1万円)まで送金できるので、かなり利便性が向上します。

ATM利用では、「BankWallet」か「UbiTouch」のステッカーが貼ってある75,000台以上のATMで、スマホでの現金引き出しと振込みができます。

以上がサービスのまとめです。その豊富な機能を見ているだけで、ApplePayだけでなくFacebookやTwitter、日本のおサイフケータイがやっている(やろうとしている)ことを、をひとまとめに実現してしまっているのが驚異的です。

すでにモバイル決済を発表しているApplePayとPayPal、中国のアリババグループのAliPay、また日本でもLINE Payを発表したLINEが韓国にも押し寄せています。これら競合がひしめく中で、シェア8割を握るカカオダウムが、韓国でどのようにサービスを仕掛けていくのかが見ものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。